仕事内容
「今の仕事に物足りなさを感じている」「もっと本質的な仕事がしたい」
――社会人として数年経験を積んだ今、そんな風に感じているあなたへ。
三重県南伊勢町で、気候変動下の水産業に変革を起こす一員になりませんか?
私たちは、牡蠣や海藻養殖を軸に、持続可能な漁業モデルをゼロから創り出す地域おこし協力隊を募集しています。
- なぜ今、南伊勢町で「新しい漁業」なのか?
三重県一の水揚げ量を誇る南伊勢町も、気候変動の影響は避けられません。水温上昇による魚病リスクや真珠の生育不良など、従来の漁業だけでは持続が難しい現実に直面しています。そこで私たちは、環境に適応し「稼げる漁業」を確立するため、新たな養殖プロジェクトを立ち上げました。
豊かな自然に恵まれた南伊勢の海で、地域の水産振興を担ってきた「水産センター」を核に、最先端の技術を持つ水産ベンチャー、長年の経験を持つ地域の漁師、そして大学などの研究機関が一体となり、これまでにない新しい養殖手法を実践していきます。
- 「一人じゃない」からこそ、大きな挑戦ができる
「地域おこし協力隊」と聞くと単独での活動を想像するかもしれませんが、このプロジェクトの大きな特徴は、FJのメンバーや町役場の職員がチームとして伴走すること。水産業の知識がなくても、あなたのロジカルな思考力や課題解決能力を存分に活かせる環境です。
- 自然と共に生き、海の未来をデザインする
このプロジェクトは、単なる漁業ではなく、地域社会、行政、企業、そして個人の情熱が一体となる「市民科学」の実践の場です。あなたの「自然を愛する気持ち」や「海の未来をより良くしたい」という想いが、南伊勢町の水産業、ひいては日本の水産業に革命を起こす大きな力になります。
私たちと共に、海の未来を拓く一歩を踏み出しませんか?
- 1年目のミッション:水産業変革の「基盤」を築く
入職後1年間は、このプロジェクトの最重要フェーズ。地域に深く根差し、未来志向の水産業を共創するための土台を築きます。現場のリアルに触れ、関係者と信頼関係を構築しながら、実践を通じて変革のプロセスを学びます。
【1. 関係構築:共創の基盤をデザインする】
このプロジェクトの成功は、何よりも「人」とのつながりにかかっています。地域の漁業者や水産業関係者はもちろん、行政、専門家といった多様なステークホルダーとの強固な信頼関係を築くことが、あなたの最初の、そして最も重要なミッションです。南伊勢町の「お互い様」の精神を理解し、共に未来を拓く「仲間」として認められることで、変革は加速します。
具体的には、以下のような活動を通じて、関係構築を進めていきます。
・地域コミュニティへの溶け込み: 長年地域を支えてきた漁師の方々や集落のリーダー(管理委員の方々)との交流を深め、良き隣人となる。
・専門家との連携: 技術指導を行う専門家や、水産種苗センターの職員との密なコミュニケーションを通じて、プロジェクトを技術面から支える。
・行政との協調: 町役場職員との連携を強化し、地域全体で一体となった取り組みを推進する。
・信頼のネットワーク構築: 関係者の顔と名前を一致させ、連絡を取り合い、困ったときに支え合える関係性を築き上げる。
【2. 新規養殖モデルの開拓:未来の水産業を現場で形にする】
このプロジェクトの中核となる「生産部門メンバー」として、新たな養殖モデルの創出に挑んでいただきます。単に既存の養殖技術を継承するのではなく、南伊勢の海の特性を最大限に活かし、持続可能な水産業のモデルをゼロから設計し、実行するプロセスに深く関わります。
具体的には、このような業務を通じて、未来の養殖の形を模索していきます。
・試験養殖の立ち上げ: 新しい養殖器具の準備、筏の設置、漁場環境の整備など、現場での基盤づくりを担う。
・生産サイクル全体への関与: 牡蠣や海藻の生育状況の確認、選別、器具の清掃といった日々の管理から、海洋環境データの収集・分析、記録まで、生産の全工程をリードする。
事業計画の策定支援: 事業を拡大するための生産計画や人員計画の検討に参画し、経営視点でのスキルも磨く。
・多角的な調整役: 連携企業、町、漁師など、多様な関係者との調整業務を通じて、プロジェクトの推進役となる。
【3. 多様性あふれるプロジェクト推進:水産業の新たな可能性を探る】
上記に加え、水産業の持続可能性を高め、地域に新たな価値を生み出すための幅広い取り組みにも関わっていただきます。これらは、あなたの専門性とアイデアを活かし、水産業の枠を超えたイノベーションを生み出すチャンスです。
・環境再生への貢献: 磯焼け対策など、海洋環境の保全と回復に向けた取り組みに参加する。
・地域内資源の循環: 一次産業を起点とした新しい複業(水産飼料開発や水産資源の堆肥化など)の創出にアイデアを出し、具現化を支援する。
・現場の声と課題の吸い上げ: 漁業者へのヒアリングを通じて、現状の課題を抽出し、解決策を共に探る。また、漁師間のコミュニティ形成を支援する。
・プロジェクトの運営支援: 各種会議の運営や議事録作成、報告書の作成など、プロジェクト全体の円滑な推進を支える事務業務も担当する。
・学びと成長の機会: 宮城県石巻市での初任者研修や、地域おこし協力隊としての定例会議・研修を通じて、学びを深める機会も豊富に用意されています。
- 1週間のイメージ(1年目):現場とデスクワークの融合
この1年間は、水産業の「現場」での知識習得と、「考える」デスクワークのバランスが取れた毎日となるでしょう。
・月・金曜日: 牡蠣養殖業務(サイズ選別、生育状況記録など)、地域漁師との交流、意見交換
・火曜日: 定例ミーティング(議事録作成、作業内容確認)、海洋データ(水温、プランクトン等)の確認・分析
・水曜日: 定例ミーティング(隔週)、牡蠣養殖業務(器具清掃、生育状況記録など)
・木曜日: 海藻養殖用の筏設置、イベントサポートなど、新しい挑戦
・土・日曜日: 基本休み(天候や業務状況に応じ、土日勤務が発生する場合があります)
これは、単なる労働ではなく、「学び」と「実践」が一体となった濃密な1年間です。地域社会との深い関わりの中で、あなたのキャリアに新たな価値と意味を見出しませんか?
求めている人材
・誰とでもハキハキと挨拶ができ、雑談を楽しめる
・相手の話をさえぎらずに、最後まできくことができる
・ワード、エクセル、パワポでの業務経験がある
・小規模なイベントの企画・運営経験がある
・漁業や魚の知識・職歴(好奇心を持って覚える気持ちがあればOK)
・日本語で文章を書くこと、書類を作ることが苦ではない
留意点
住所の異動は、必ず委嘱日以降に行ってください。それ以前に住所を異動すると応募対象者でなくなり、取り消しとなる場合があります。
勤務時間詳細
実働時間:1日あたり8時間
平均勤務日数:1ヶ月あたり20日
① 活動日数:20日程度/月
② 活動時間:概ね8時間程度
※1 土日祝日が活動日となることもあります。
※2 活動開始時間・終了時間及び休日は活動状況により変動します。
休日休暇
※1 土日祝日が活動日となることもあります。
勤務地
※出向があります
出向先企業名:南伊勢
交通・アクセス
石巻駅から徒歩3分
給与詳細
基本給:年俸 279万6000円 〜 453万2000円
固定残業代:なし
【一律手当】
全員に一律で支払われる通勤・皆勤・家族手当金額:なし
全員に一律で支払われるその他手当金額:あり
【給与】年間2,796,000円 (基本報償費:233,000 円/月)
※1 時間外手当、退職手当等はありません。
※2 活動日数が16日/月に満たない場合は日割り計算により支給します。
【活動経費】補助金額 上限 1,736,000円/年
協力隊活動に要する経費は、町から隊員へ交付する「地域おこし協力隊事業補助金」から支出します。
※委嘱内容や予算に応じて調整します。
給与例
【給与】年間2,796,000円 (基本報償費:233,000 円/月)
待遇・福利厚生
※適用されない社会保険がある理由:社会保険や雇用保険には加入しません。各自で国民健康保険、国民年金に加入することとし、その経費は本人負担とします。
なお、活動中の傷害保険等には必ず加入することとし、その経費は【活動経費】から支出することができます。
職場環境
喫煙所:喫煙所あり(屋外)
選考プロセス
【LINE登録】
応募後、メールでご案内しますので内容に沿ってLINEをご登録ください。履歴書のやりとりのためLINEを推奨しています。LINEが苦手な方はお電話でご案内いたします。
【サポートスタッフによる電話面談】
応募のきっかけや、今のお仕事状況をお伺いしながら、選考の流れをご説明します。履歴書の作成・送付もスタッフが丁寧にサポートします。
【事務局面談】
対面またはオンライン にて実施します。職場の雰囲気や働き方についても詳しくお話します。現地面接&研修の日程相談をさせていただきます。
【現地での企業面接&研修】
現地での企業との面接を実施し、合わせて研修(体験)を実施いたします。
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〒- 宮城県 石巻市 千石町, 一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン ¥2,796,000 per year三重県南伊勢町で気候変動下の水産業に変革を起こす一員になりませんか? · 牡蠣や海藻養殖を軸に持続可能な漁業モデルを作り出す地域おこし協力隊の一員になりたい方募集です。 · ...