■設立経緯
同社は今から約40年前に設立され、海外メーカーより日本には当時なかった切削工具を輸入・販売するところからスタートしました。工具が金属を切削すると高温が発生しますが、その熱は切削に悪影響を及ぼすために、油、もしくは、高圧の水と油のイマルジョンを切削点に吹きかけ冷却します。近年の高速金属加工では、特に高い温度が発生するため、切りくずの排出も含め、大量の切削油、クーラントが使用されるようになりました。しかし、1990年代の環境への関心の高まりにより、環境に漏れる油が問題視され、より少量の油による切削方法が求められるようになりました。

■環境に優しい『セミドライ加工』を日本で初めて導入
同社はそのような市場の要請に応え、環境にやさしい金属加工と、生産性の向上を同時達成する手段である『セミドライ加工』を日本で初めて導入しました『セミドライ加工』は、最少量の切削油で金属を加工する加工方法のことで、油剤の飛散が少なくなることでの作業環境改善や廃棄物削減が図られ、また、加工効率が上がることで工作機械の消費電力量が下がり、消費電力削減に伴うCO2削減等の環境対策にもなるなど、多くのメリットがあります。生産性の向上と環境対策が両立するコスト削減の手段として、次世代の金属加工技術として大きな注目を集めており、同社は2010年に「愛知環境賞」を受賞しています

■日本の製造業とともに
同社は日本の製造現場にマッチした、新規装置の開発・製造に向けた努力を続けています。『セミドライ加工』に必要な、「安定量をコンスタントに塗布する給油装置」「潤滑性能を高める植物性の専用油剤」「加工点への正確な塗布を果たす専用切削工具」を提供しています。『セミドライ加工』のための「給油装置・油剤・切削工具の総合メーカー」であり、また工作機械を備えたトライアルセンター、装置取付作業、個別現場対応を行うエンジニアリング会社として製造業に貢献しています。

【勤務地】
北陸出張所(富山県砺波市)

【給与】
大卒:月給20万円~ ※モデル年収33歳/年収530万円

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